予熱機能付きガスストーブ運用について


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■予熱機能付きガスストーブ運用時の取り扱いについて

Fire-Maple FMS-117Hチタンストーブで予熱機能を使った液出し運用を以下の動画で確認できます。



■予熱機能が必要な理由

OD缶→CB缶変換アダプタの別記事で書いた通りガスストーブは、低温環境に弱いという課題があり低温対策が必要なためその対策の一つが予熱機能付きストーブを使うという選択になります。


■予熱機能使用時の注意点







■予熱機能使用時の注意点まとめ

気温低下に伴う火力低下の対策として予熱機能を利用する場合、ガスカートリッジを逆さまにし液化ガスを液体のままストーブへ供給する使用方法(通称、液出し)があります。しかし十分理解せずに使用すると下記の危険性があります。


  • 【注意1 予熱】予熱を十分行わないと液化ガスがバーナーから液体のまま噴出し事故になる危険性があります。「予熱管が加熱され液化ガスが強制的に気化する膨張圧力により液化ガスを押し留める力が生じないためです。」
  • 【注意2 火力】液化ガスをストーブへ供給中は、火力が最大になり火力調整ができなくなります。「ガスカートリッジ内や火力調整バルブ内で気化するのではなくストーブ側の予熱管内で液化ガスが気化するためです。」
  • 【注意3 消火】火力調整つまみを時計回り-方向へ回しバルブを閉じてもすぐに消火ができない。「ガス供給チューブ内に残留した液化ガスがすべて気化し出尽くすまで燃焼が継続するためです。」


※上記注意1~3の危険性を十分理解し安全な環境で試用した経験がある人以外は、事故につながる可能性があるのでこの液化ガス供給方法を使用しないでください。

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