最近のアウトドア用品は、格段に進歩して高機能、高性能化しています。これらの新しい装備を利用することで携帯する荷物の量、サイズ、重さを大幅に減らすことができるようになりました。例えば、最新のレインウェアは透湿性、撥水性があり軽量、コンパクトであり運動による熱を外部に排気するベンチレータを備えるモデルであればウィンドブレーカーを別に持つ必要性が低下しています。また気温の低下に適応するためのアウター、中間着、インナーも断熱性、蓄熱性、発熱性などの高機能素材が出始め以前より重ね着する必要性が低下しています。水筒などもプラティパスなどフィルム状のものを利用すれば必要がないときは、驚くほど小さくなります。※
※高山などでは、高度や天候により1日の間に気温が20℃前後変動したり水源が枯れていたりすることもあるため装備を安易に減らすことは命に関わることなので十分な経験と知識を持ち事前の現地情報を収集した上で装備を厳選してください。
■メリット
もし縦走の装備がバックパック80L・20kgだったものを見直し厳選することで45L・10kgまで荷物の量、サイズ、重さを減らせたならば体も心も軽快になると思います。そしてこのようなウルトラライト装備の考え方は、旅行や家の中にある物や様々なしがらみにまで応用できるかもしれません。
■デメリット
新しい装備や考え方を導入するには、相応のコストと古いものを捨て去る覚悟がいるのかもしれません。また十分な検討や試用なしに導入すると思わぬリスクをともなうかもしれません。
●まとめ
身の回りにある物を見直し整理することは、物質的なことだけでなく気がかりや不安を取り除く効果があると思います。そして体も心も軽くなることは、今まで行けなかった場所や冒険に挑戦する気力や余裕が生まれる機会なのかもしれません。
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